Discover 江戸史蹟散歩
 
 出羽三山信仰

 【杉並】
  ○ 出羽三山百番供養塔 (善福寺路傍)


〇江戸向き地蔵と三山百番供養塔 杉並区善福寺4-1-1

 青梅街道沿の三叉路脇に、
 「江戸向き地蔵」享保14(1729)年、「三山百番供養塔」文政9(1826)年があります。

(説明板)
「江戸向き地蔵と三山百番供養塔
三体の地蔵菩薩立像と、一基の三山百番供養塔が造立されています。これらは、江戸時代以降、地域の人々が願いを込めて造立した民間信仰石造物です。
中央の地蔵菩薩立像は、享保十四年(1729年)に造立され、通称「江戸向き地蔵」と呼ばれていたと伝わります。
また、この場所において、地域の人々が集まって念仏を唱え、死者の供養を行う念仏講等の活動が行われていたと言われています。
三山百番供養塔は、文政九年(1826年)に造立され、江戸時代に流行した坂東三十三番、秩父三十四番、西国三十三番の角巡礼場所を足した百番と出羽三山の巡礼を終えた巡礼記念として作られたものと考えられます。
また、梵字で「観世音」と刻まれていることから、その功徳を地域の人々に施す目的もあったと思われます。」

     

 「月山 湯殿山 羽黒 西國 秩父 坂東 百番供養塔 観世音」

      


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