Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 芝公園

  ○ 芝東照宮


○芝東照宮 港区芝公園4-8-10 HP

 明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれて芝東照宮となりました。
 御祭神は、徳川家康公御神像(寿像)。
 戦災で、神像の寿像と天然記念物の公孫樹を除いて社殿は焼失し、昭和44年に現社殿が完成しています。

  

「江戸名所図会」

 江戸名所図会には、安国殿として描かれています。

   

<狛犬>

 天明8(1788)年に奉納の狛犬です。

   

<几号水準点>

 石の鳥居の右柱に几号水準点が刻まれています。
 鳥居の扁額には、徳川宗家第16代当主、徳川家達氏の名が記されています。
 
     

<旗幟>

 「御祭神徳川家康公(三代家光公お手植公孫樹)」と記された旗幟。

   

<芝東照宮のイチョウ>

    

(説明板)
「東京都指定天然記念物 
 芝東照宮のイチョウ
   所在地 港区芝公園四丁目八番一号
   指 定 昭和三十一年八月二十一日
 芝東照宮は、以前は増上寺安国殿と呼ばれ、「江戸名所図会」にもその姿が見られる。明治の神仏分離によって増上寺から切り離され、東照宮となった。
 このイチョウは、寛永十八年(一六四一)安国殿の再建に際し、三代将軍徳川家光が植えたものと伝えられている。
 昭和五年(一九三○)に史蹟名勝天然記念物保存法に基づいて国の天然記念物第二類(地方的なもの)として指定されたが、昭和二十七年に文化財保護法が改正された時、国指定は一旦解除され、その後昭和三十一年に東京都の文化財保護条例に基づき指定し直され現在に至っている。
 平成五年(一九九三)の調査では、高さ約二十一.五メートル、目通り幹囲約六.五メートル、根元の周囲が約八.三目メートルある。
  平成十四年三月二十九日  東京都教育委員会」

   

 説明板の右横に「神樹」碑、「神木之記」碑があります。

   

<星野高士句碑>

 星野高士は高浜虚子の曾孫で俳人。

 「人にまだ 触れざる風や 朝桜
  長編の 虚子の一書を 読始
  法師蝉 鳴いてゐる木と すぐわかる 高士」

  

<星野高士句碑建立記念碑>

  

<手水舎/石燈籠>

 右手に手水舎、左手に石燈籠等。

   

<社殿>

    

    

<葵の井戸>

 社殿左手に「葵の井戸」があります。
 江戸名所図会にも井戸が描かれています。
 右手に描かれている石碑も気になります。公孫樹関連かな?

   


戻る