Discover 江戸史蹟散歩
 
 旧浅草芝崎町(西浅草3丁目)

  ○ 本然寺
  ○ 萬隆寺


本然寺  台東区西浅草3-25-3

<お菊稲荷>

 「お菊稲荷 番町皿屋敷」ののぼりが出ています。

    
  
     
 

<遠藤千元氏墓>

 遠藤千元氏は、大正から昭和にかけての角海老楼のオーナーで、
 東京府会議員(議長)、衆議院議員(与党立憲民政党から浅草3区トップ当選)も務めました。
 以下は、「民政党の陣営より:政界人物評伝」(角屋謹一 文王社 昭和5)より引用
 
  遠藤千元氏

 遠藤家のお墓には、立派な海老が彫られています。

     


萬隆寺  台東区西浅草3-27-22

 国際通りに面して、萬隆寺はあります。

    
 

<由緒石碑>

 「曹洞宗 泰平山 万隆寺
  萬隆寺は南朝元中五年・北朝嘉慶二年西紀一三八八年出羽国に創立後江戸湯島天神に移り
  明暦三年 浅草田甫に換地を与えられて移転創立により尓来六百年  平成元年五月吉日」

   
 

<禁葷酒>

 享和2(1802)年銘の「禁葷酒」です。

   
 

<三猿主尊庚申塔> 台東区指定文化財

 三猿を主尊とする珍しい庚申塔があります。山門入ってすぐ左手です。

 (掲示板)
 「庚申塔
  (板駒型三猿主尊)
  寛文五年八月七日造立
  (西暦1665年江戸時代)」

    

 【三猿主尊庚申塔】
     

 【石仏右から】

    
 

<奉献石燈籠(寛永寺)>

 山門入ってすぐ参道の左右に、文恭院殿尊前奉献石燈籠が2基あります。
 文恭院は徳川11代将軍家斉です。
 左は、天保12(1841)年に日向国飫肥藩13代藩主伊東祐相による奉献です。
 右は、奉献者名読めず。

(左燈籠)
 「奉献石燈籠両基
  東叡山
  文恭院殿 尊前
  天保十ニ辛丑年閏正月晦日
  日向國飫肥城主
  従五位下修理大夫藤原姓
   伊東氏祐相」

   

    

(右燈籠)
 「奉献石燈籠両基
  武州東叡山
  文恭院殿 尊前
  天保十ニ辛丑年閏正月晦日
  (奉献者名読み取れず)

  両基とも、個人からの寄進で、裏面に寄進者の名前が刻まれています。

   

    


戻る