Discover 江戸旧蹟を歩く

 浅草海苔

  ○ 大森海苔のふるさと館
  ○ 浅草海苔(江戸名所図会)
  ○ 大日本物産図会 武蔵国浅草海苔製図
  ○ 名所江戸百景
  ○ 江戸自慢三十六興 品川海苔
  ○ 東都名所大森

 大森名産

  ○ 麦藁細工/大森和中散



大森海苔のふるさと館 大田区平和の森公園2-2 HP
 
 海苔の歴史の博物館です。入館無料。
 キャラクター「のりのりファミリー」のノリノリ君がお出迎え。

     

     
 

<海苔付け場>

     
 

<海苔生産用具>

 海苔生産用具879点は、国の重要有形民俗文化財(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/199506
 に指定されています。

     

    
 

<昭和35年の大田区沿岸部>
 
   
 

<大日本物産図会 武蔵国浅草海苔製図 明治10年 歌川広重(三代)>

 浅草海苔製図(歌川広重)がタペストリーとなって掲示されています。

     
 

<その他>

     

   
 

<展望テラス/屋上>

 3階展望テラス、さらに屋上へ上がれます。

   
 

<所在地>

   



「浅草海苔」江戸名所図会

(記載説明)
「大森品川等の海に産せり。是を浅草海苔と称するは往古かしこの海に産せし故に其旧称を失わずしてかくは呼来れり。秋の時正に麁朶を建、春の時正に止るを定規とす。寒中に採るものを絶品とし、一年の間囲置といへども其色合風味ともに変はる事なし。故に高貴の家にも賞翫せらるるを以て諸国共に送りて是を産業とする者夥しく、実に江戸の名産なり。」
 

 海苔の養殖、採取、海苔干し、店頭での販売や、おろし箱詰めまで、
 海苔作りの全工程がこの一枚に描かれています。

 店先では海苔を売っています。
 「名物 御膳一丁海苔製品」の看板が下がっています

 海では、海苔の養殖の「ひび」、海苔採用の「ベカ船」が描かれています。
 海と店の間に東海道が描かれています。
 採れた海苔を篭に入れて店裏の作業場に運んでいる男が描かれ、
 井戸の横では、海苔を洗ったり、また包丁で海苔を叩いています。

 頬被りしている男は、海苔を葦の簀子につけています。
 海苔が海苔簀に天日で干されています。
 手前の小屋では、赤ん坊を背負った女性が海苔簀から海苔を剥ぎ取っています。
 「乾海苔 おろし」と書かれた箱が描かれています。

    



○大日本物産図会 武蔵国浅草海苔製図 明治10年 歌川広重(三代)

 大森海苔のふるさと館のパンフレットからです。
 構図がほぼ同じです。

 (記載説明)
 「海苔は本邦第一の名産にして荏原郡品川大森より出づ。往古浅草川に産せるを以て浅草の名あり。
  冬節海浜に枹欅等の枝を立ならべ潮の引を待て枝に附たる苔を採り他物を撰り叩て紙の如く漉あげ
  簀成に干し拾枚を帖と定て諸国に出す。近世ガラスの瓶に貯へて夏日食用に供ず。」

   



○東海道名所図会 名産荒蘭海苔

 東海道名所図会「名産荒藺(あらゐ)海苔」です。

 本文の解説によると、
 「荒藺崎
   川崎より品川までの旧名なり」
 「名産荒藺海苔
   大森辺より品川の沖にて取るなり。
   世にこれを浅草海苔といふ。(以下略)」

 図会中、其角の句が掲げられています。
 「行水や何にとどまる海苔の味 其角」

   

   



名所江戸百景 南品川鮫洲海岸 広重 魚栄 安政4

 延々と連なる海苔養殖場が描かれています。

  



○書画五十三次 広重、豊国 平のや
 「江戸自慢三十六興 品川海苔」歌川豊国

 海苔を焼いてまさに食べようとしている場面。
 海に「ヒビ」が見えます。

  



東都名所大森 一勇斎国芳 加ゝや

  



○大森朝の海(小林清親)

 女性2人が小舟に乗って海苔の摘み採りを行ってます。
 左右に「ヒビ」があり、遠景に帆船と台場が見えます。

  
 

○大森海(井上安治)

 井上安治の作品です。

  



〇江戸名所図会
 大森名産「浅草海苔」「麦藁細工」「大森和中散」

 江戸名所図会では、大森の名産として「浅草海苔」の他、
 「麦藁細工」「大森和中散」(家庭や旅人の常備薬)が紹介されています。

   


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